水と石鹸だけでクリーニングをしている洗濯屋さん
「クリーニングハウス MU(ムー)」

 

高見さん

高見さん

洗濯機
洗濯機

「安心と安全」にとことんこだわり、水と石鹸だけでクリーニングをしている洗濯屋さん「クリーニングハウス MU(ムー)」の高見明美さんを兵庫県加西市に訪ねました。

■「ドライ液」から「水と石鹸」へ

ムーは、北海道から沖縄までアトピーやアレルギーで困っている人の救世主のようなクリーニング屋さんです。しかし、高見さんも平成元年の開店当初はドライクリーニング店として出発しました。ドライ液が身体に良くないのはわかっていましたので、「身体に悪いクリーニングではお客様に申し訳ない。」「環境にも負荷をかける。」と、高見さん自身も手荒れや頭痛に悩まされながら、ドライクリーニングを止めてやって行けるのか思い悩んでいました。
その頃、創生水(そうせいすい)という洗剤の要らない水を知り、しかも水道水のように蛇口から十分に使えるので、「この水ならやって行ける。自分に正直に行こう!」と、思い切って水を使ったクリーニングを始めました。今では水道水を自分で工夫し、マイナスイオンがいっぱいの還元水にして使っているそうです。

■プロの技

今回取材をさせていただき、“さすがプロ”と言うお話が数々ありました。例えば、最近の衣服はいろいろな素材で出来ていますが、高見さんは品質表示を見ないでも、掴んだ感じで衣服の素材が分かるのだそうです。そのうえ、こすり方、絞り方、丁度よい脱水時間までも判断できるそうです。また、いわゆる首の環の汚れは、一般のクリーニング屋さんは薬剤でとるそうですが、ムーではこすって石鹸でとっています。ひどいときは4時間もこするそうです。さらには、一般家庭での水洗いは難しい、ウールやレーヨンも、きちっとサイズを測っておく事で、縮みなく仕上げることが出来るそうです。

■“糊”へのこだわり

ドライクリーニングを止めてからも、しばらくは化学糊を使っていましたが、ある日、排水溝に流れた糊でどじょうがもがく姿を見て、化学糊の使用を止めたそうです。昔ながらのふのりや芋のでんぷんなどいろいろ試し、今はとうもろこしの粉を使っています。“糊”は「糊炊き3年」という言葉があるほど、作るのは難しいものだそうですが、毎朝“糊”を炊き、素材に合わせて濃度を調節しながら使っているそうです。

■水クリーニングの工程

ムーは狭いスペースながら、設備が整い、さながらクリーニングの“工房”のようです。
まず、洗濯物を受け取ると、お客様ごとにカルテを作ります。
そして、
1、大物、手洗い、染み抜きなどに分け、前洗いします。
2、本洗い。洗濯機で洗います。毛布などの大物は水洗機を使います。
3、乾燥。生地の縮み・痛みが少ない“自然乾燥”です。
4、蒸気を利用し荒じわをのばしたあと、一つずつ手でプレス・アイロンして仕上げます。
5、検品・包装・発送

■これから
現在、ムーで働くパートさんは3名。洗濯枚数は1日平均200枚、月3000枚程度。しかし水でクリーニングをすると言うことは、誰でも簡単に出来るものではありません。高見さんもこれまで、研究所やチェーン展開などに取り組んで来ましたが思うようには行きませんでした。今は、ドライクリーニングの怖さを伝えて行くことと、後を継いでくれる人の育成が課題と思い頑張っています。

*問い合わせ

URL  http://www.cleaning-house-mu.jp(クリーニングハウスMU(ムー))
TEL 0790-44-2616  FAX 0790-44-2622
営業時間:9:00〜19:00   定休日:木・日・祝日(3月〜6月は日・祝日のみ)

*注文方法

まず、電話してください。“申込用紙”と“着払い伝票”が送られてきますので、その後、洗濯物を宅配便などで送って下さい。

MUに洗濯物到着次第、出来上がり予定日と料金のお知らせがきます。支払いは代引きです。

 


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